最近ニュースや新聞などで年金問題について見ない日はないほど、大問題となっている私たちの「公的年金」。
みなさんはどのように感じていらっしゃいますか?
もう7年以上も前のことですが、年金問題を担当者(当時の副大臣)までもが
『公的年金は破綻している』と明言をしてしまいました。
現行の国の年金制度では、「払えば払うほど損をする」というのが事実です。
つまり資金不足の老後は必ずやってくるのです。
では、そのような不安定&不確実な老後にどうやって向き合えばいいのでしょうか?
とにかく自分で行動を起こすこと!
それ一番の不安解消法です!
とは言っても何から始めれば良いのか???ですよね。
具体的な行動の起こし方のポイントをお伝えします。
自分の老後にどれくらいのお金が必要か『知る』
まず、自分の老後っていくらぐらいお金が必要かって分かりますか?
・・・
分かりませんよね。。
ニュースなんかでは夫婦二人で1億円必要とか言ってたり、本屋に行けば老後は3000万円あれば暮らしていける、なんて情報がたくさんあって、
結局どれが本当なの?って思っちゃいますよね。
これはもうこの一言につきますが、
人それぞれです☆
そりゃそうですよね。
今、海外旅行をファーストクラスで行けちゃうくらいの人から、
事情があって慎ましく生活してる人まで、幅が広すぎるのに平均値で計算されても困るかと思います。
そこで、自分なら老後にどれくらいのお金があればいいのか、
もしくは必要なのかをしっかり自分で計算してみましょう!
計算方法はカンタン。
1.自分の老後のスタートを決める
老後っていつから始まるのでしょうか?
60才?65才?70才?
年金を考える上で大切なのは、”労働収入がなくなる年齢=老後の始まり”と考えます。
ですので、一般的には再雇用が終了する65才が老後として考えられています。
ただし、昨今の年金破綻問題で国が公的年金の支給を70才に引き延ばすとか言っているため、企業によってはもしかしたら70才まで再雇用してくれるかもしれません。
「自分の会社は大企業だから70才まで雇用してくれる」
「私は55才で早期退職したい」
「自営業なので80才まで頑張れる」
という訳でこの老後の始まりも人それぞれなので、ひとまず自分で定義してみてくださいね。
ここではシミュレーションのために、ひとまず65才と仮定してみようと思います。
2.いつまで生きるのかを想像してみる
では次に、自分が一体いつまで生きれるのか?を考えてみましょう。
マネーセミナーでこの質問を受講者に投げかけると、必ず言われるのが「先生!私そんなに長生きしたくないです~」と言われちゃいます笑。
しかし悲しいかな、長生きしたくないと思っていても世界第一位の長寿国 日本!!!
健康かどうかはさておき、とても長生きしそうですよね。。。
ここでは男女の平均寿命で計算してみましょう。
計算しやすくするため、85才にしますね。
ちなみ私個人的には長生きすると思っているので、最低でも90才まで生きた場合で自分年金をつくっていますよ♪
3.シミュレーション!
はい!では計算してみましょう。
自分の老後のスタート → 65才
いつまで生きるのか → 85才
つまり老後期間は85才ー65才で20年間ということになります。
この20年間で生活するための「老後資金」を考える必要があります。
ではここで本題に戻って質問です。
あなたは毎月老後にいくらのお金があれば生活していけますか?
これも分からないですよね。。。
でも、考えてみるということが大切です。
ポイントはあまり低く見積もらないこと。
「子どもの教育資金は終わっているし」
「家のローンもきっと終わっているし」
と考えがちですが、
「息子夫婦と同居することになったからリフォーム資金が必要」
「台風の影響で家の修繕費が必要になった」など、
以外といろんな費用が出てきたりします。
また、生活費のレベルを下げれないのも人の習性でもあります。
今は夫婦合わせて35万の収入があるが、老後は20万ぐらいで十分。。。
と考えるのは少しキケンです。
けっして贅沢な老後を推奨しているのではなく、
お金に不安のない老後を迎えるために、少し余裕を持って人生のシミュレーションをしていただければと思います。
仮に30万が老後の生活費として必要だとします。
シミュレーションすると、
30万/月 × 12カ月 × 老後20年間 =7,200万円 となります。
みなさんの老後資金はいくらになりましたか?