自分の老後にどれくらいの年金が必要か 、→前回の記事はこちら
そして現段階でどれくらい準備できているのか、→前回の記事はこちら
この二つが分かれば後は不足分を自分で作るだけです!
ではまず自分がいくら不足しているのかを一緒に計算していきましょう。
前回の記事より、
あなたは老後に7200万円が必要でした。
そして、現段階であなたが準備できている金額が約3500万円でした。
7200万円 - 3500万円 =3700万円を自分で準備ですね♪
漠然と老後までに3700万円を準備すればいいんだな、と言われてもピンとこないかと思いますので、少しかみ砕いていきましょう。
あなたの老後のスタートが65才と設定をしました、
つまり65才までに3700万円を準備しないといけないということです。
あなたの年齢はいくつですか?
35才だとすればあと30年間、
40才だとすればあと25年間、
45才だとすればあと20年間の準備期間となります。
ここでシミュレーションしてみましょう!
仮に3700万円の準備資金を今からあなたは銀行で貯金することにしました。
あなたが35才だとすれば、毎月のお給料からどれくらいがんばって貯金すればよいでしょうか???
答えは
3700万円 ÷ (65才-35才)÷ 12か月 =〇〇万円/月々
→計算していくと、、3700÷30÷12=10,2778円
約10万円の貯金を今月から65才まで毎月ずーーーーーっと、
がんばらないといけないということなんです。。。。
しかも35才だから毎月10万で済むのですが、
40才なら(3700万÷25年間÷12=12.3万)約12万円を毎月貯金してく、、、
45才なら(3700万÷20年間÷12=15.4万)約15万円を毎月貯金してく、、、
なんか、しんどいですよね。。
独身だったらなんとか頑張ってできない金額ではないかもしれませんが、
結婚して子どももいるとなると、毎月家計から12万や15万を捻出するなんて無理!!!
と、もういまから頑張る気力もなくなってしまいそうです。
少し辛い現実を見て頂きましたが、
かといって何もしないと、老後にお金が足りません。
じゃあどうすればいいのか???
前述したとおり、仮にあなただ35才で今月から毎月10万円を貯金し続けないと、自分が望む老後がやってこないなんて。。。とても無理。今ですら10万円の貯金もできないのに。。。って悲観する必要はないです!
いま、「考えるのや~めた」「あきらめた」と現実逃避すれば老後に自分で準備できる資金は0円ですが、
少しでも、「がんばれる分だけでも。。」「何もしないよりはまし!」と前向きに考えてちょっとずつ行動していけば、大丈夫!
人間というのは不思議なもので、お金ってどうやって増えるんだろう??とアンテナを張っていると、おのずと情報が目に付くようになってるものです。
ですので、今はできるところから、無理をせずがんばってみましょう。
私自身も無理のない範囲で、『今』という生活も楽しみながら、コツコツをほんと~に少しずつ続けています。
私がどうやって積立をしているかと言うと、毎月約5万円を10年間だけ貯金を頑張って、それを老後まで寝かしておきます。(その間にも貯まったお金が複利でどんどん大きくなってってくれます。)それを老後になったタイミングで一括で受け取るのではなく、少しずつ、少しずつ、まさに年金のように毎月、90才ぐらいなるまで受け取る予定です。
ちなみに、仮に85才で自分が亡くなったとしても受け取りきっていない年金は、残された家族が受け取ってくれます。
国の年金は自分が死んだらもらえません!
当たり前のような気もするけど、なんだか損した気分になりませんか?
これから国の年金は支給年齢を引き上げるといっています。
つまり65才からの支給だったのが、私たちの老後には70才や72才にならないともらえない可能性があるのです。
仮に日本の平均寿命がどんどん延びたとしても、、、自分が長生きするかどうかも分からないですよね。。
国の制度だからしょうーがない、とあきらめる一方で毎月毎月、厚生年金に数万や国民年金に1万7千ほど払っているのに、自分がしっかり受け取れないなんて、
そんなのいやだーーーーーー!!!!
て思うのは私だけでしょうか。。。。
でも、自分で準備したお金であれば誰にも取られません。
自分のモノです。残ったら家族に渡してあげれます。
そんな方法でぜひ自分年金を作ってみてくださいね。
あ、詳しくはまた記事をアップする予定ですが先に答えを言っておくと、金利の良い生命保険の商品を使って自分年金を作っています。
これだと、万が一の保障も勝手についてくるので、別で死亡保障に入る必要がなく家計も助かります。あと、金利が良い商品なのもポイントです。
株などの投資商品ほどのリターンはないですが、私自身はリスクをあまり取りたくないので(ビビりです。。)万が一の時にちゃんと返ってくるものにしています。
5年後、10年後にすぐ使えるモノではないのですが、30年後に使う予定なので、ゆ~っくり、じ~っくり運用してもらってます。
さて、話が長くなりましたがいかがでしょうか?
FP時代に開催していたマネーセミナーでは、受講生のみなさんに、
実際に電卓をたたいて、計算して頂いてました。
この計算式は小学校で習う算数で十分ですが、
実際に、
〇老後まであと何年あって、
〇その間にいくらお金の準備が必要で、
〇毎月どれくらいがんばらないといけないのか、
計算してみましょう!と言ってもなかなか手が動かないんですよね。
しかし、過去3記事に分けてみなさんにも考えて頂いたように、
ひとつずつ自分の生活に合わせて、自分なりの数字を出していけば、
みなさんすごく納得して、よしがんばろう!と思って頂けるのです。
ニュースで流れてくる数字だと自分事のように考えづらいですが、
一度みなさんも電卓を片手に計算してみてくさいね♪
☆③不足分の年金を『知る』