前回の続きです。
いよいよ野宿を覚悟した瞬間のお話です!
前編はコチラ
楽園ハワイで野宿を覚悟した日。一体なにがあった!?【前編】 - もとファイナンシャルプランナーのブログ
『ガーデンアイランド』と呼ばれる美しいハワイのカウアイ島で野宿しそうになった話。【後編】
バス亭まで17分歩いて戻ろう。。Googleを信じてこっちのバス亭に!
カウアイ島の中心地から離れたこの場所では、Uberの配車が頼めなかった為、
行きと同じようにバスを乗り継いで帰ることに。。。
しかし、ここで問題がひとつ。
行きのバス亭は、もともとGoogle mapが教えてくれてたバス亭とは違う場所だった。
そして帰路を検索しても、行きで降りたバス亭を指定してこない。。。。
大丈夫かな?
今から行こうとしてるバス亭はもう機能していないのでは???
行きのバス亭に戻るべきかな???
と悩んだ結果、Googleを信じて指定されたバス亭に向かうことに!
頼むGoogle!!!
携帯の充電がやばい!
↑ 20:20を逃すと次は翌朝の7:20までない!
参加したツアーでは、ナ・パリコーストが美し過ぎて携帯で動画を撮りまくっていた。
充電がやばいな~と思いながら、途中で電源を落としていたものの、残りは21%。
無事にバスに乗れれば大丈夫だけど、万が一乗れなかった場合は必要になる!
しばらくバス亭までは大通りを一本道なので、一旦電源は落としておくことに。。
あ!バスが!数分の差で行ってしまった。。残すは最終のみ!
だんだん日が落ちて暗くなっていく中、大通りを歩いてバス亭に向かっていました。
その時、向かいからバスがやってきて通り過ぎてしまった!!
もしかしたら、最終の一本前のに乗れるかもしれないと期待してたので残念。
「さ、最終にかけるしかない。。」
とこころに決意しました。(やばい~!)
しかし、大通りを歩いてても中の道を歩いてても、誰とも人とすれ違わない。
すれ違うのは車のみ。
だんだん不安になってきました。。
バス亭到着?え?これバス亭?電話番号が書いてある。。。
途中で携帯をONにし、しっかりバス亭の位置を確認したところ、停留所っぽいベンチなどが見当たりません。薄暗くなっている中、目をよ~く凝らして見てみると、、、
1本のポールが立ってました。(写真左下のようなポールです。)
例)↑ ポールが立ってるだけのバス亭。 例)↑ ちゃんとベンチがあるしっかりしたバス亭。
大通りから少し入った民家の前にポツンとたたずむ、ただのポール。
これが本当にバス亭なのか!?
本当にこのバス亭は機能しているのか!?
もしかしたら、閉鎖されてるバス亭じゃないのか!?
と思いながらバス亭のポールに近づくと、小さな時刻表のボードがありました。
ここがGoogleが指定した『Old Kekaha Store』のバス亭がどうかも分からない。
お願いだからバス亭名を書いといてーーーーー!!!
さらに、自分が乗りたい20:20の欄を見るとなにか文字が書かれている。。。
『on call』
what is that?
なんでこれ? と思っていると、さらに時刻表のボードの上に手書きで電話番号らしきものが書かれていた。
推測するに、、、呼ばないとバスは来ない。
ま~じ~か~。。。。
ネイティブでもなければ、帰国子女でも、留学何年も行ってました! 系の英語力ではないわたしにとって、電話で英語をしゃべるってとてもハードル高いんだよな~。。
でも、背に腹は代えられぬ。
意を決してバス会社に電話してみることに。
オンコールって言うシステム、電話で「バスお願いします。」
わたし:『は、ハロー?』
オペレーター:『Hello. How can I help you?』
わたし:『バス亭にいるんですけど、20:20のバスお願いします。。』
オペレーター:『いま、どこのバス亭ですか?』
わたし:『〇〇だと思います、、が、表記がないので確かではないです。』
オペレーター:『〇〇ですね、運転手に連絡して1時間後の20:20に向かいます。』
わたし:『わかりました、よろしくお願いします。』
と、意外とカンタンに会話が終了し。。オペレーターを信じて1時間待つことに。
本当に周りにはなにもなく、民家のみ。
ベンチもないので、そこら辺の縁石に座り込み、ただ待つことに。
本当に来るのかな?
だんだん不安になってきました。。。
だって、伝えたバス亭が間違ってたらどうしよう。
わたしも、オペレーターの人も正しいバス亭が分からないし、、
もし運転手が違うバス亭に行ってわたしを見つけれなかったら、、、、
野宿だな。
最悪「さっきの港にもどってベンチで野宿だな」トイレはあるし。。。
念のため、もう一度電話して自分がいるバス亭がはっきり分からないことを伝えておこうっと。。
わたし:『ハロー?さっき電話したものですが。。』
オペレーター:『どうしましたか?』
わたし:『〇〇っていうバス亭だと思ってるんですけど、正しくは分からなくて、、、』
オペレーター:『そうですか、、、、あと少しで運転手が向かうので待っててくださいね。』
わたし:『はい。。』
大丈夫かな?と思いながら、もしバスが来なかった場合の対処方を考えました。
<対処方1>
タクシー呼べるかな?
でも、ここの場所が分からないしこんな時間になさそう。。
<対処方2>
向かいの民家に行って、タクシー呼んでもらおうかな?
でもここ、一応アメリカだし、インターホン押すためにゲート開けて敷地内に勝手に入った時点で撃たれないだろうか???
<対処方3>
歩いてきた道を戻って、港で野宿かな。。トイレもベンチもあるし暖かいから死にはしないでしょ。
ほんで朝になったら、またバスを待とう!
野宿が有力な候補になってきました。
しばらくすると、逆方向のバスが来ました。
「わたしもはやく帰りたいな~」と思っていると運転手さんが「もうすぐピックアップしに行きます。」的なことを言ってくれた!
たすかった! 神様!
バスが来た!
携帯をONにして時間を見たら、ちょうど予定の20:20頃でした。
そうすると、向こうの方からバスが!
万が一素通りされないように、道の脇に立って手を振ってアピール!
バスがちゃんと止まってくれました~。
バスに乗り込み運転手に「来てくれてありがとう!」と伝え、運賃を支払う。
小銭がなかったので5ドル札を支払い、運転手さんが「多いよ~。」って言ってくれるんだけど、もう帰れるんであれば3ドルはチップとしてもらってください~♪
そう!
これにさえ乗れれば、ある程度の街中までいける。乗り換えが上手く行かなくても、そこでUber呼べるかも知れないし、もしくは最悪徒歩だけど帰れなくはない!
やっと帰れる~♪
最後のハードル!乗り換えが上手くいくのか???
↑ 携帯の充電がやばくなってきた、、もってくれ~。
最終のバスなのに以外と乗客が乗ってくるんだな~と思いながら、最終なので乗り換えの失敗もできない。
運転手さんに「〇〇で降りたいので教えてください。」とお願いして、一番運転手さんに近い場所に座って待機。
それにしても、ハワイのバスの車内が寒すぎる!
海に入ってまだ髪も濡れているので、すごいカラダが冷える~。
行きと同じようにバスを1本乗り換えなきゃいけないし。
最悪バスが来なかったとしても、まあ歩いて帰れなくはないけど、、、
早く帰りたい。
↑ 乗り換えのバスも最終だった。。仮に歩いて帰れば38分。。
乗り換えのバス亭に着いて、「〇〇に行きたくて、70番のバスに乗り換えるんですけど来ますか?」と運転手さんに聞いたら、なにやら確認してくれて「もうすぐ来るよ」とのこと!よかった。
でも、運転手さんの会話を聞いていると「まだ70番走ってる?」みたいな確認だったから、もしかしらこれもon callで他の誰かが呼んでなかったら、「もう最終終わってるよ」と言われてたかも! 奇跡!
着いたーーーーー!!!奇跡の生還。
↑ ステイしてるAirbnbの自分の部屋。前日にゴキブリを見かけたけど、今は帰れるだけで幸せ。
乗り換えのバスも無事に乗れて、最寄のバス亭に帰ってくることができた!
うれしい!
まさか人生で野宿を覚悟する日が来るなんて思いもよらなかったですが、
良い経験になりました。
日本みたいな便利な国に住んでると、こういう事ってなかなかないですよね?
しなくて良い経験ではありますが、しっかり旅の思い出になりました♪
Airbnbに帰宅してから、オアフ島のローカルの友人に今日の出来事を話したところ、意外な解決策がありました。
わたし:『今日、野宿しかけたの。』
友人:『え!? 電話してくれたらタクシー呼んであげたのに。』
『最終手段は警察のパトカーに乗っけてもらうことだね☆』
わたし:『え?そんなことOKなの?』
友人:『もちろん!』
わたし:『・・・(まじか。) 』