貯金ってどうやって貯めてますか?
✔お給料日に貯金する分だけ別の口座に手動で移す
✔口座から現金をおろして自宅の金庫に貯金する
✔会社に頼んで給与を二つの口座に分けてもらっている
✔毎月残ったお金を貯金とみなしてそのまま口座に入れている
これ全部わたしが今までやっていた方法なんですが、、、、
結局上手く貯められないんですよね。。。(反省)
貯金って自分との闘いだと思うんです。
自分の意志に負けない人が上手に貯金できると思うんですよね。
でも、わたしは「早起きしよう!」と思ってもできないタイプ、最初の方はがんばって貯金していくのですが、しばらくすると
友人の結婚式用に洋服買わなきゃ!
友達に旅行に誘われた!
貯金ばっかりして今の生活が楽しくなければ意味ないよね!
ってあれやこれやと理由つけて、貯金に手をつけてしまいます。。。
そう、使ってしまうんです。
1866年生まれの人も「給与天引き貯金」してた件。本多静六っていう人。
タイトルの本多静六っていう人、みなさん名前を聞かれことありますか?
少し前に、わたしが副業で始めたビジネスで知り合った起業家の方に教わりました。
その起業家の方は会社経営の傍ら、ご自身の仲間うちにセミナーを開いて勉強会をしていらっしゃいました。セミナーにお邪魔させて頂いた時にこの本多静六という人物を知ったのです。
本田静六ってどんな人?
この本田静六さんって後に『日本のウォーレンバフェット』とも言われている人物なんですが、もともとの生まれは貧しい農家だったそうです。
静六は苦労して東大教授にまでなりますが、この人東大受験を一回失敗していて、その時に井戸に身投げをしてます。。。
でも死に切れず、必死に勉強したところ今度は最優等生として東大に合格しました。「努力次第で何事にも成功する」と自信を持ったそうです。
で、彼は続けて自身の著書につづっているのですが、
「極端な耐乏苦学も逆に愉快となり、二十五歳で日本とドイツの大学を卒業、東京帝大の助教授となった。」
勉強のし過ぎが逆におもしろくなってきて、そうこうしてるうちに東大助教授になっちゃった、てな感じでしょうか。笑☆
読んでて「ちょっとおもしろいやん。」って思いました♪
本多静六の人生計画
で、その時に静六はある計画を立てました
・四十までは勤倹貯蓄、生活安定の基礎を築く
・六十までは専心究学、
・七十まではお礼奉公、
・七十からは山紫水明の温泉郷で晴耕雨読の楽居
かつ
・毎日一頁以上の文章執筆
・月給四分の一天引き貯金 の二つの行を始めた。
とあります。
で実際に40歳の時には貯金の利息が自分の給料以上になったそうです。
自分が長生きする前提で計画を立てた!?
この人の何がすごいって、まず自分が70歳以上長生きすることを前提に人生計画を立てているところ。
1900年生まれの平均寿命は男性で約42歳。
その時代に自分が70歳以上生きると計画するなんて凄くないですか?
今の感覚で言うと、自分が120歳まで生きると仮定するようなもんでしょうか??? 静六は実際に86歳まで生きました。
しかも静六はこの本を執筆している時には、このままの経済状況であれば120歳まで生きても大丈夫!と見込んでいます。
すごい!
40歳までは「月給1/4を天引き貯金」し続けた。
そう、今日お伝えしたい最大のポイントがここです。
静六が25歳の時に「このままでは一生貧乏生活だ」と考える出来事がありました。
当時はすでに結婚をしていて、妻の家族含め9人ほどを自分の給与で養っていたそうです。
特に義母について静六は困っていたらしく、ドイツ帰りであるから高給取りなんだろうと目論んでお世話になろうと考えたんでしょう、しかし実際にはそれほどもらっておらず、毎月毎月9人を養うのに大変だったそうです。
そこで意を決して、「月給1/4を天引き貯金」を始めることにしました。
静六は言ってます、
「苦しいと言いながら普通の生活をつづけて、それでもいくらか残ったら貯金しようと思っていたら、一生そんな余裕は出てくるはずがない。貧乏脱出なんかできっこない!」
そして、収入を得たときに容赦なくその1/4を天引き貯金してしまう、と決めたのです。
現代の水準で仮に手取り30万円で一家5人を養っていたとしたら、22.5万円で生活をしなくてはなりません。
・住宅ローン 8万
・水道光熱費 1.5万
・食費 4万
・学費 2万
・ケータイ費用 1万
・おこづかい 5万
・トイレットペーパーなどの雑費 5千円
・保険代 3万 etc
これだけでも余裕で22.5万円を超えてしまいます。
そこを静六は大いなる決心と勇気をもって実行したのです。
本多式「1/4」貯金
静六は月給以外で入ってくる収入に対してもルールを決めて貯金することにしました。
・月給や執筆からの収入は通常収入とみなして 1/4 を貯金し続ける
・ボーナスなどの臨時収入は全額貯金する
・銀行に預けた際の利子も通常収入として1/4 を貯金に回す
はじめにルールを決めておくと、ついつい臨時収入が入って使ってしまいそうになっても、自分を律することができそうですね♪
静六はどのようにして毎月生活していたのか?
天引き貯金をする!と決めた時の生活状態は苦しかったらしく、
「さらに苦しさを求めたのだから、初めの生活は全くお話にならぬ苦しさであった。」と述べています。
全くお話にならない。。。ってなんかお茶目さを感じます♪
実際の家計の運営は妻に任せていたのですが、なんせお金がない。
食費も削って、ごはんとごま塩という日もあったらしく、さすがに静六も育ちざかりの子どもに対しては不憫に思ったらしい。
しかし、ここに確固たる思いがあり、感情に流されず1/4天引き貯金を続けたのです。
「何事も中途でやり直すことは難しい。最初から決めてかかるのが一番楽で、一番効果的である。」by 静六
静六のように貯金するには。。。思い切った節約が必要です。
残念ながら詳しい家計の内訳は記載されていませんでしたが、思い切って贅沢を捨てるというのがポイントではないでしょうか。
例えば、
・外食をしない
・弁当を持っていく
・携帯をフリーSIMに替えて毎月3,000円のプランにする
・洋服を定価で買わない
などの今すぐできる節約術も大切ですが、貯金をして将来の資産を築く!と意思が固ければもっと大きな節約もできるハズ。
・家を買わない
・車を持たない
住宅に関しては『賃貸vs住宅購入』論争がありますが、そのどちらでもなく実家にお世話になるという方法もあります。
いやいや、そんなの無理だよ。
実家遠いし、田舎だし。
嫁が嫌がるし、嫁の実家は自分が嫌だし。
そもそも実家にそんな部屋数ないし。
って聞こえてきそうです。。
車も、交通環境の整ったある日本であればそこそこの田舎でも車を待たない生活で良いかもしれません。車を持たずにタクシーを使ったとしても年間費用で考えたら、車を所持するよりかは断然安いはず。
いや無理ですよ、通勤で使うし。
子どものサッカーの送り迎えあるし。
両親が足腰不自由なので送迎に必要。
うんうん、そうですよね。。
・・・
でも、でもですよ!
もしそれができたら、年間すごい額の貯金ができるんです。
住宅ローンや家賃の支払がなかったとして、実家に世話になったとしましょう。実家にはお世話代としていくらかを家賃の変わりに入れていたとします。
車も手放して両親の車を借りることにしたとしたら、毎月車のローンや保険に払っていた金額がまるまる貯金できます。
1/4天引き貯金である数万円が確保できることになります。
最後は自分の意志が肝心!でも静六みたいに強くない。。。
結局は本人の意志が強ければ、毎月1/4貯金もできるんだろうな~って思いますが、、、
でも人間そんなに意志強くないですよね?
みんなが意志強ければライザップ流行ってないですよね?
そう、冒頭で述べたように天引き貯金の仕組みを作っても、つい手を出してしまうのが人間です。。。
結論、絶対できる天引き貯金方法
冒頭で述べたように、
・給料日に別口座に移しても、
・現金で別に取っておいても、
・会社で別口座に振り込んでもらってても、
どれも失敗に終わった、わたしの天引き貯金。
どうしたかと言うと、積立の保険に加入して強制的に持ってってもらうようにしました。
保険というのは長期運用です。
銀行みたいに「今日100万円預けて、明日引き出したら100万円出てくる」訳ではありません。
保険の場合、仮に預けた翌日に解約したら最悪0円です。
3年後や5年後でも50%とか80%の可能性があります。
ちょっとやそっとのことで解約できない!状況を無理に作ってるのです。
正直苦しい時期もあります。。
でもカンタンに解約できないんですよね、だって損するから。。もったいない。
そう思うと、意地でも続けるしかないのです。。
でもこれをやっているおかげで、強制的にお金が貯まってきています。
あと少し、あと少し、と思いながら頑張って続けています。
わたしは保険で積立してますが
・強制的に天引き貯金ができて、
・自分が簡単に引き出せない
のであれば何でも良いと思います。
ぜひみなさんも、本多静六のようにとまではいきませんが、強制的にできる天引き貯金の仕組みを作ってみてください♪