前回の記事で自分の老後に必要な金額を算出しました。
まだ見てないよ~という方 ⇒ こちら
では、現在その目標額に向けてどれくらい自分が準備できているのかを確認してみましょう!
自分の公的年金、退職金、企業年金の金額を『知る』
1.自分は公的年金はいくらもらえるのか?
自分の年金っていくらもらえるか知ってますか?
「私は毎月●●万円もらえるよ!」と明確に答えれる人ってなかなかいないと思います。
・大学を卒業してからずっと厚生年金に加入してきた人
・転職時に数かけ月の離職期間があり、その間国民年金に加入した人
・未納期間がある人
などその人の入状況やどの種類の年季に加入しているかで、もらえる額は異なってくるのです。
じゃあ、どうやって調べるのか?
意外とカンタンで、「ねんきん定期便」を見れば自分の公的年金の受給額が分かります。
ちなみに、このねんきん定期便って毎年自分のお誕生日月に送られてくるのでぜひチェックしてみてくださいね♪
では、この送られてきた年金定期便のどこを見れば、自分の受給額が分かるかと言うと、、、
このオレンジで囲っている箇所に明記されている金額です♪
加入実績によりもらえる年金額が違ってくるのですが、例えばここに
472,200円と書いてあったとすれば、自分がもらえる年金の年額が472,200円ということになります。
もう一度言います、年額です。
つまり現時点では、
472,200円 ÷ 12カ月 =39,350円しか毎月もらえないということですね。。
この数字は数年前の私の年金定期便の実際の数字ですが笑、、、
改めて「少なっ!」って思っちゃいました。
(私は個人事業主の期間が長かったのでより少なかったんですね。)
ぜひ一度みなさんも「ねんきん定期便」でチェックして、月額を計算してみてくださいね。
2.勤め先の会社に退職金はあるのか?あればどれくらいもらえるのか?
自分が勤めている会社に退職金規定はありますか?
はい。⇒ いくらもらえるのか確認しましょう。
いいえ。⇒0円でシミュレーションしましょう。
自分の会社に退職金があるのは知っているけど、いくらもらえるのか分からないという方は、素直に人事か総務の方に聞いてみましょう。
聞きずらいな~という言う方は、卒業した先輩に聞いてみましょう!
ちなみに私は4つの会社にお世話になりましたが、退職金があるのはそのうち1社だけでした。なので、退職金があるのが当たり前というわけではないので、安心してくださいね。
3.あればラッキー企業年金!
退職金規定があってさらに企業年金まで準備してくれてる会社にお勤めの方はとてもラッキーです!
この企業年金制度をしっかり取り入れている企業というのは今では少なくなってきており、最近では401K 『確定拠出年金』に移行する企業も増えています。
401K とは簡単に言うと、
これまでは企業があなたの為に、入社してから毎月積立分で運用して最終的には退職時に企業年金として渡すものですが、今の世の中では企業自体も経営の先行きが分からないので、運用の所はあなた自身でがんばってね!というものです。
つまり、どんどん自己責任の時代になってきているのです。
制度があったらラッキー! 実際にもらえたらラッキー! 程度に構えておいてあまり期待し過ぎずに、あくまで自己責任で老後の年金は自分で準備する!という心構えが大切です♪
一度、こちらも自分の会社に確認してみてくださいね。
4.総額をシミュレーションしてみよう!
公的年金・退職金・企業年金が分かったら、総額を算出してみましょう。
☆公的年金
生きてる限りもらえるので前回のブログでシミュレーションした自分がいつまで生きるのか?の年数でひとまず計算してみましょう。
例:472,200円/年額 × 20年間 =9,444,000円
☆退職金
例:15,000,000円
☆企業年金
一時金として一括で受け取る方法と、少しずつ分けてもらう方法がありますので、ここではひとまず一時金で計算しましょう。
例:10,000,000円
総額は9,444,000円+15,000,000円+10,000,000円=34,444,000円
が現時点で自分が準備できている年金額ということになります。
*ただし、公的年金は自分の加入実績が増えるにつれ受給額も増えますし、国の情勢により大きく変更(支給開始の引き上げ等)される可能性があります。
*また退職金や企業年金に関しても、転職や倒産リスクももちろんあります。
さて、いかがでしたか?
「自分は退職金をもらえるような会社に勤めていない。。」
「企業年金がもらえる大手企業になんか転職できないよ」
と嘆くのはまだ早いです!!!大丈夫!
オリンピックや万博が控えている日本ですが、イベント前後の景気回復はある程度期待できるものの、そもそも人口が減少する日本でこれ以上の景気拡大は難しいです。限度があります。
ということは、ある意味みんな平等に自己防衛する必要があるうんですね。
大手企業の会社員だったとしても、リーマンブラザーズの社員は一瞬で今月もらう予定だったお給料も、退職金も、持ち株も失ってしまいました。。
会社頼みではなく、これからは自分で年金を作る!をいっしょにがんばっていきましょう♪